週刊ひばりのさえずり byきり

 

ついに今週の金曜日はRachael DaddさんとICHIさんがヒバリ照ラスにやってくる。

どうして私がそこまで今回のライブを心待ちにしているかというと、偶然が、偶然が、偶然が、コロコロと私を転がして、私の胸を熱くしたから。

たまたま街で出会った音楽を自分の家に持って帰る。いいなって思った曲がたまたまI AM YOUR HOMEという曲名で、超胸キュンする。私が全力で欲してた文字列を、これですよって言葉を、たまたま彼女は高らかに歌っていた。そうやって、たまたまが連なっていくと、私はいてもたってもいられなくなってしまう。

「偶然」は人のロマンであり、脅威だ。そもそも偶然ってヤツは一体何者なのか。本当にアナタはただのたまたまなんですか、それとも実は私の背後で息をひそめて待ち構えているスナイパーなのですか。

一見すると流動的な響きだけど、色んな人から話を聞いていると偶然を起こすには偶然を起こすための準備がきちんとあるんだって、つくづく思う。そして偶然を用意している場所ってのが必ずある。

私は街に出て、人に出会って、インターネットで見つけることが出来ないものは山ほどあるんだと痛感した。ネットショッピングは大好きだけど、買い物にストーリーを持たせてくれるのは、やっぱり街の人だったりする。それに、スマホのフリック入力機能を知らないような世代の好きなものをディグる能力は半端ないと、ヒバリストアにある大量のレコードを何時間も腰据えて探しにくる人たちを見ていると感じる。偶然と出会うには、諦めないことも重要みたいだ。

「最近の若い世代は〜」とよく言われるけれど、そして周りの大人たちを見ていると「ああ、はい、そうです。私が最近の若い世代代表です。」としか言えね〜ってなるんだけど、それでも、いつの時代も偶然の効力は変わらないと思うし、みんながそれを待ち焦がれているようにも思っている。だから、私はインターネットや氾濫している情報を上手に波乗りして、ハイテクとアナログのハイブリッドな申し子なんだぜって大人たちに証明してやろうと、いつか反旗を翻してやろうと目論んでいる。

というわけで、ヒバリも誰かの偶然を用意できる場所になればいいのにって思いながら、今私は働いている。私も誰かの偶然作っちゃいたい、なんておこがましくも思っている。そうしていつか、この街の物語を紡いでみたい。

だからね、偶然を待ち焦がれているアナタに、ダサ可愛い週刊ひばりのさえずり作りました。ぜひ、手帳に挟んでね、ドラマチック求めて来てください。岡山のセルジュ・ゲンスブールがきっと素敵な偶然に誘いますから。(もちろん私も!)

きり

blog-event |

update 2017.05.15