チンピラ。

火曜日よりpopupもgalleryもすっかり入れ替わって、私の気持ちも一新しました。というわけで店内では編集者桑原茂一さんによるFreepaper dictionaryのバックナンバー大特集、藤本隆美さん「Collageする」がそれぞれスタートしています。



西脇さんとpocopenさんの気配がそっと消えていく様は少し寂しくてセンチメンタルだけど、そうやってコロコロとポップに様変わりしていくヒバリストアは足取りが軽くて嫌いじゃない。BGMもICHIさんに変えたら、まるで空梅雨のように風変わりな日常が始まりました。


dictionaryをパラパラ流してみると、ああ!と思うような有名人たちの若かりし頃、トゲを剥き出したような言葉がぎゅーっと詰め込まれています。若い時代のセルフィッシュな言葉ってクラクラする。私、そういうの大好物です。



ディスプレイ中、会田誠のとある日のTwitterを思い出した。

「よくこういうもの言いあるが、僕はどうかなと思う。10代ー20代ー30代ー40代…同じであり続ける人生は本当に豊かだろうか。若い時はちゃんとギラギラした痩せた野良犬のようなチンピラをやりきり、年食ったらちゃんと太々しく憎らしい親分をやりきるーー例えばそういうのが豊かな人生と思う。」



dictionaryはまさしくそんな感じ。若い時、きちんとチンピラしてた人たちが格好つけて誌面をにぎやかしている。時々、自分の両親とか周りの大人たちの若い頃の写真みたりするけど、ちゃんとチンピラしてるんだよなあ。時代?環境?悲しいことに私って見事に昔から変わっていないんだ。特に激痩せした時代もなく、時々ぷくぷく健康的な肉体を手に入れて、髪型だって、なにか振り切ったことなどない。そのくせ毒っ気たっぷりな少女のアングラなエロに限りなく私は憧れていた。人ってないものねだりだ…。



そんなdictionaryに相まって、藤本隆美さんが描く独特な色合いと不思議な模様、それから異様な存在感を放つコラージュ作品の数々。今回のヒバリストアはすごいです。似た者同士による秩序とカオスを感じます。



自分の心にある世界を描き続ける藤本さんは、お会いしてみると実はとってもチャーミングで、そんな彼を知ってかしらずか、最初は作品の勢いに後ずさりしてたけど、よく見てみると愛くるしいモチーフや模様もたくさんあって、ちょっとの可愛さを感じている。人間くさいなあと思うけど、あんな表現、私は到底できないなあ。



そんな感じで今週も皆さんのお越しをお待ちしています。では。

(きり)

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update 2017.06.14